「環境が整ったら、本気を出す」
新しいパソコン。
静かな部屋。
専用のノート。
使いやすそうなアプリ。
そういうものを揃えれば、自分は変われる気がしていました。
でも、実際は違いました。
道具ばかり増えて、肝心の中身は一行も進まない。
準備している時間だけが増えて、何も始まっていませんでした。
今日は、完璧な環境よりも、5分で始めることについて書きます。
環境づくりは、やった気になれる
環境を整えるのは、楽しいです。
新しい道具を選ぶ。
作業しやすい場所を探す。
ノートやアプリをきれいに揃える。
それだけで、前に進んでいる気がします。
でも、冷静に見ると、それは準備です。
成果ではありません。
一行書いたわけではない。
一つ公開したわけではない。
誰かに届けたわけでもない。
もちろん、環境を整えること自体が悪いわけではありません。
ただ、環境づくりが長く続いているなら、それは始める怖さをごまかしているだけかもしれません。
僕は、まさにそうでした。
準備しているふりをして、実際に始めることから逃げていました。
→ 準備しすぎの話は「やる気はあるのに動けない理由」へ。
やる気を待つと、始まらない
「やる気が出たら始める」
これも、昔の僕がよく使っていた言葉です。
でも、そのやる気はなかなか来ません。
疲れている。
今日は時間がない。
気分が乗らない。
もう少し落ち着いてからにしたい。
理由はいくらでも出てきます。
そして、また一日が終わる。
たぶん順番が逆でした。
やる気が出たら始めるのではなく、始めるから少しやる気が出る。
机に向かう。
ファイルを開く。
一文だけ書く。
そこまで動くと、止まっていた気持ちが少しだけ動きます。
最初から本気を出そうとしなくていい。
先に、体を動かす。
その方が、結果的に始まりやすくなります。
ハードルを5分まで下げる
続けるために必要なのは、強い意志ではありません。
始められる小ささです。
「毎日1時間書く」
そう決めると、重くなります。
できる日もあるかもしれません。
でも、疲れている日は無理です。
忙しい日も続きません。
だから、最初のハードルはもっと低くていい。
5分だけ書く。
5分だけ読む。
5分だけ見直す。
それくらいなら、疲れていても始められます。
大事なのは、5分で終えてもいいことです。
調子が悪ければ、本当に5分で終わる。
少し乗ってきたら、そのまま続ける。
どちらでもいい。
「始められた」という事実を積み重ねることが、最初は大事です。
同じ時間、同じ場所にくっつける
習慣は、気合いだけでは続きません。
続けるには、きっかけが必要です。
朝コーヒーを淹れたら、5分書く。
夜、机に座ったら、5分だけ見直す。
スマホを見る前に、メモを一つ開く。
すでにある行動に、小さくくっつける。
そうすると、「やるかどうか」を毎回考えなくて済みます。
意志で頑張るのではなく、流れの中に入れる。
これだけで、かなり始めやすくなります。
僕は、習慣が続かないのは自分の意志が弱いからだと思っていました。
でも、本当は仕組みがなかっただけでした。
始めるきっかけを決めていなかった。
毎回、気分に任せていた。
だから続かなかったのです。
→ モチベに頼らない話は「三日坊主で続かないのは意志のせいじゃない」へ。
完璧な環境より、今日の5分
完璧な環境は、いつまでも整いません。
もっと良い道具が欲しくなる。
もっと静かな場所が欲しくなる。
もっと時間がある日にやりたくなる。
そうしているうちに、始める日がどんどん遠くなります。
必要なのは、完璧な環境ではありません。
今日、5分だけ動くことです。
一行だけ書く。
一つだけ直す。
小さくても、実際に進める。
その5分が、止まっていた歯車を少し動かします。
大きく変わろうとしなくていい。
まずは、今ある環境で小さく始める。
そこから、自分の軸も、発信の形も、少しずつ育っていきます。
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