お金をかけずに学ぼう。
昔の僕は、そう思って無料の情報ばかり集めていました。
YouTube。
Xの投稿。
無料note。
無料セミナー。
無料メルマガ。
無料プレゼント。
探せば、いくらでも出てきます。
しかも、内容も悪くない。
むしろ、かなり勉強になるものもあります。
だから僕は、どんどん保存していました。
あとで見る。
あとで読む。
あとで整理する。
そう思って、スマホの中には「あとで見る」だけが増えていく。
僕の「あとで見るリスト」は、もはや情報の倉庫ではなく墓場でした。
入れた瞬間は大事そうに見えるのに、
二度と開かれない動画たち。
たぶん、あの中には今も静かに眠っているノウハウがあります。
知識は増えました。
でも、ぜんぜん動けていませんでした。
今日は「無料の情報ばかり集めて、結局動けない理由」について書きます。
無料は「集める」のが目的になりやすい
無料の情報は、いくらでも手に入ります。
だから、集めやすいです。
気になった投稿を保存する。
動画をあとで見るリストに入れる。
無料noteをブックマークする。
無料セミナーに申し込む。
無料プレゼントを受け取る。
その瞬間は、少し前に進んだ気がします。
「いい情報を手に入れた」
「あとで勉強できる」
「自分はちゃんと学んでいる」
そう思えるからです。
でも、ここに落とし穴があります。
無料情報は、集めること自体が目的になりやすい。
本当は、使うために集めているはずです。
でもいつの間にか、保存すること、登録すること、受け取ることが目的になります。
僕のスマホにも、見るだけの保存が何百件もありました。
でも、そのうち本当に使ったものは、ほんの少しです。
集めている間は安心します。
でも、集めただけでは何も変わりません。
発信も変わらない。
商品作りも進まない。
自分の軸もはっきりしない。
「学んでいる感」だけが積み上がって、行動が後回しになっていました。
無料情報は、バラバラでつながりにくい
無料情報の弱点は、断片になりやすいことです。
もちろん、無料でも良い情報はあります。
役に立つ投稿もあります。
有料級と言われるものもあります。
でも、多くの場合、それらは一つひとつが断片です。
ここでSNSのコツを一つ。
あそこでコピーライティングの型を一つ。
別の場所で商品設計の考え方を一つ。
また別の人から集客の話を一つ。
それぞれは正しいかもしれません。
でも、頭の中でつながらない。
つながらない知識は、使いにくいです。
たとえば、
SNSを伸ばす話。
文章を書く話。
商品を作る話。
売る導線を作る話。
コンセプトを決める話。
全部大事です。
でも、どの順番で考えるのか。
今の自分には何が必要なのか。
どれを先にやるべきなのか。
どれは今やらなくていいのか。
そこが見えないと、情報が増えるほど迷います。
昔の僕は、まさにそうでした。
無料情報を集めるほど、知識は増える。
でも、全体像が見えない。
だから、次に何をすればいいかわからない。
学んでいるのに動けない。
その理由は、情報が足りないからではありません。
情報がバラバラで、自分の中でつながっていなかったからです。
→ 断片が積み上がる話は「ノウハウを集めても不安が消えない理由」にも書きました。
お金を払うと、人は「使おう」とする
不思議なもので、無料だと積みやすいのに、お金を払うと使おうとします。
「せっかく買ったんだから」
「元を取りたい」
「ちゃんと読まないともったいない」
そういう気持ちが働くからです。
これは悪いことではありません。
お金を払うことで、学びに少し重みが出ます。
自分の中で優先順位が上がります。
時間を取って向き合おうとします。
さらに、有料教材は体系立っていることが多いです。
入口から順番に学べる。
バラバラの知識がつながりやすい。
何から考えればいいかが整理されている。
自分の状況に置き換えやすい。
もちろん、有料なら何でも良いわけではありません。
高いだけのものもあります。
買っても使わなければ意味がありません。
不安をごまかすために買うなら、ただの浪費になります。
でも、無料情報だけを断片的に集め続けるより、一本の教材で順番に整理した方が動きやすくなることはあります。
無料がダメなのではありません。
無料“だけ”で、しかもバラバラに集め続けると、動きにくくなるのです。
無料でも有料でも、軸がなければ迷う
ただし、ここは大事です。
有料教材を買えば自動的に動けるわけではありません。
無料でも有料でも、本質は同じです。
軸がないまま情報を足しても、迷います。
無料情報を集めても迷う。
有料教材を買っても迷う。
本を読んでも迷う。
セミナーに出ても迷う。
なぜなら、自分の中に判断基準がないからです。
自分は誰に届けるのか。
何を届けるのか。
なぜそれを届けたいのか。
今の自分に必要な情報は何か。
今は手を出さなくていい情報は何か。
ここが見えていないと、どんな情報も散らかります。
逆に、軸があると無料情報も使えるようになります。
「これは今の自分に必要」
「これは後でいい」
「これは自分の方向とは違う」
「これは今の記事に使える」
「これは今の読者に関係ない」
そう判断できるようになります。
軸が通ると、無料情報も急に意味を持ち始めます。
情報そのものが問題なのではありません。
問題は、それをどこに置くかが決まっていないことです。
→ その軸を整える一つの教材として『明鏡』レビューを書いています。
無料を悪者にしなくていい
無料情報を悪者にする必要はありません。
無料でも、本当に役に立つものはたくさんあります。
きっかけになる投稿もあります。
視野が広がる動画もあります。
行動につながる一言に出会うこともあります。
問題は、無料か有料かではありません。
それを何のために使うのかです。
ただ集めて安心するためなのか。
不安をごまかすためなのか。
それとも、自分の軸に沿って必要なものを拾っているのか。
ここで変わります。
昔の僕は、無料情報を集めることで学んでいる気になっていました。
でも本当に必要だったのは、もっと情報を増やすことではありませんでした。
自分は誰に届けたいのか。
何を届けたいのか。
なぜ、それを届けたいのか。
そこに戻ることでした。
無料情報は使っていい。
有料教材も使っていい。
ただし、一本の軸に沿って使うこと。
それだけで、情報はただの保存ではなく、行動につながる材料になります。
コメント