「いきなり高い商品なんて、売れるわけない」
昔の僕は、そう思っていました。
自分に高い商品を売る自信がない。
そもそも、そんな価値を出せる気がしない。
高いと言われるのが怖い。
売れなかったら傷つきそう。
だから、安い商品ばかり考えていました。
手に取りやすい価格なら売れるかもしれない。
安ければ文句も言われにくい。
まずは低価格で始めれば安心できる。
そう思っていました。
でも、安い商品だけでは、ぜんぜん食べていけませんでした。
売れても利益が残らない。
数を売らないといけない。
サポートに時間がかかる。
忙しいのに、売上は小さい。
ここで初めて気づきました。
商品は、安いもの一つだけで考えるものではないんだと。
今日は「フロント商品とバック商品の考え方」について書きます。
いきなり高額は、買われにくい
初対面の人に、いきなり高い商品を出しても売れにくいです。
理由はシンプルです。
まだ信頼がないからです。
あなたがどんな人なのか。
どんな考え方をしているのか。
本当に役に立つのか。
自分の悩みをわかってくれるのか。
お金を払って大丈夫なのか。
そこが見えていない状態で、大きなお金を払う人は多くありません。
昔の僕は、ここを少し勘違いしていました。
高い商品が売れないのは、自分に価値がないからだと思っていました。
でも、それだけではありません。
単純に、信頼が積み上がる前に出していたんです。
相手からすると、まだ判断材料がない。
どれだけ良い商品でも、相手が安心して選べる状態になっていなければ、売れにくい。
だから、高額商品を売るには、先に信頼を作る必要があります。
フロント商品は、入口になる
そこで必要になるのが、フロント商品です。
フロント商品とは、最初に手に取ってもらうための商品です。
無料でもいい。
低価格でもいい。
小さなPDFでもいい。
短い講座でもいい。
メール講座でもいい。
相談の入り口でもいい。
目的は、大きく儲けることではありません。
まず、知ってもらうこと。
試してもらうこと。
「この人の考え方は合うかもしれない」と感じてもらうこと。
つまり、信頼の入口です。
たとえば、いきなり高額講座を案内されても、相手は迷います。
でも、先に小さな商品や無料コンテンツで、
「この人は自分の悩みをわかってくれている」
「説明がしっくりくる」
「考え方が合う」
「もっと深く学んでみたい」
と思ってもらえたら、その後の案内はかなり自然になります。
フロント商品は、安売りではありません。
信頼を作るための入口です。
→ 入口で信頼を作る話は「SNSだけで売ろうとすると苦しくなる理由」にもつながります。
バック商品で、深く価値を届ける
フロント商品で信頼ができた人に、より深く価値を届けるのがバック商品です。
バック商品は、本命の商品です。
高めの講座。
継続サポート。
個別相談。
コミュニティ。
体系的な教材。
実践を伴うプログラム。
こういうものです。
ここでは、しっかりした価格をつけてもいい。
なぜなら、相手はもうあなたの考え方に触れているからです。
いきなり売られるのではなく、まず入口で試している。
自分に合うかどうかを確認している。
悩みを理解してもらえた感覚がある。
もっと深く解決したいと思っている。
その状態なら、高い商品でも選ばれやすくなります。
昔の僕は、ここを分けられていませんでした。
安い商品だけで全部を解決しようとしていた。
または、いきなり高い商品を売ろうとして怖くなっていた。
でも、本来は二段構えで考えればいい。
入口としてのフロント商品。
深く解決するためのバック商品。
この順番があると、売る側も買う側も無理が減ります。
大事なのは、一貫した軸
ただし、フロント商品とバック商品を作ればいいわけではありません。
大事なのは、一貫性です。
フロントとバックがバラバラだと、信頼は積み上がりません。
入口ではSNSの話をしているのに、バックでは全然違う商品を売る。
無料コンテンツでは初心者向けに寄り添っているのに、本命商品では急に高圧的になる。
最初に解決すると言った悩みと、最終的に売る商品がつながっていない。
これでは、相手は混乱します。
「結局、この人は何を届けたいんだろう」
そう思われます。
フロント商品とバック商品は、同じ悩みを一本の線でつなぐ必要があります。
入口では、小さな気づきを渡す。
本命では、深い解決まで連れていく。
たとえば、
フロントでは「ノウハウを集めても不安が消えない理由」を伝える。
バックでは「自分は誰に何を届けるのか」を整理して、実際の商品や発信に落とし込む。
このようにつながっていれば自然です。
相手から見ても、次に進む理由がわかります。
大事なのは、商品を複数作ることではありません。
同じ悩みを、入口から出口まで一貫して解決することです。
商品は、一個か全部かではない
商品を考えるとき、昔の僕は極端でした。
安い商品だけでなんとかしようとする。
または、いきなり高い商品を作ろうとして怖くなる。
でも、商品設計は一個か全部かではありません。
入口の商品がある。
本命の商品がある。
その間に信頼が積み上がる流れがある。
これでいいんです。
最初から大きく売ろうとしなくていい。
安売りだけで疲弊する必要もない。
信頼の入口を作り、その先で深く価値を届ける。
その流れを作れば、売ることは少し自然になります。
ただし、全部の土台は軸です。
自分は誰に届けるのか。
その人のどんな悩みを変えるのか。
入口では何を渡すのか。
本命ではどこまで連れていくのか。
ここが決まっていれば、フロント商品とバック商品はつながります。
商品は、1個か全部かではありません。
入口と本命を、一本の軸でつなぐ。
それが、無理なく売るための形です。
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